硝子戸の中

フィクションダイアリー
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アウトサイド『泣くな、新栄』














「『泣くな、新栄』に
いつ僕が出てくるのか、
楽しみにしてたんですよね。
ほら、僕、
トップウェーブ大須店よく行ってましたから。」

「まあ、
確かに小松くん(オーバーテイク)はよく来てたな。
「話の中に知人を出さない」
ってのは、
コラムとかもそうだけど、
ちゃんと文章を書く時は、
できるだけ友達の名前を出したくないなって思ってて。
だって
知ってる人の名前が出てきたら出てきただけで笑えたり、
読んでる人が知ってる人だったら、
ぐっと話に入りやすくなるじゃん。
それってちゃんとした文章としては、
ちょっと卑怯って言うか、
すごいつまんない行為だと思うんだよ。
その人を知ってるか、
知らないかだけで読んでる人に差ができるのって。
サブカル的な部分は別として、
そういう感じにはしたくなかったから、
知り合いは出さなかった。
つかいいだろ、
バカみたいに日記に出てくるんだからさ!」

「じゃあ僕じゃなくて、
なんでcinema staffは出てきたんですか?」

「はははは、うるせーよ!
つかしっかり読み込んでんな。
シネマは友達とかそういうのじゃなくて、
時期的な哀れな現実みたいなこと。
こっちは店潰れたのに、
後輩はサマソニ出てたみたいな。
こんなこと、言わすなよ。」

「ははは、
ほんと楽しみにしてたのに。
だって『泣くな』に書いてた通り、
僕はともやさんに呼び出されて、
サイン会にサクラで参加したことあるし、
ある時なんていきなり
ともやさんから電話が掛かってきて、
なんだろうって思ってたら、
「おい、
営業で小松くんの好きな〇〇さん来るぞ!
今日の何時に店来るから。」って。」

「ははは、よく覚えてたな、そんなこと。」

「えー、ははは、ヤバ!」

「いとうくん(the キャンプ)、
これまじ、まじだよ。
それで
「分かりました!すぐ行きます!」
って言ったら、
ともやさんから
「ただバレたら怒られるから、
店に来ても俺と目を合わすなよ。
偶然のフリしろよ。」
って電話切られて。
え?行ってどうしたらいいの?って。
とりあえず
家からお店まで高速全部使って飛ばして。」

「ははははは。」

「来てみたものの、
お店の中入ったらほんとに女優さんいたけど、
ともやさんは目があったのに
まじでレジで知らんぷりしてて。
仕方ないから
「僕、オーバーテイクってバンドやってる小松です!
良かったら聴いて下さい!」
って女優さんに
自分でオーバーテイクのCDいきなり渡したんだよ。」

「ははは、そうなんだよ!
小松くんはさ、
はりきって自分のCD渡すタイプなんだよ!
「ちょっとだけでも会えたら、
喜んでくれるかな?」
って思って電話したけど、
小松くんにはそれじゃ足りなかった。
想定外だったよ。
これで俺が考えてた
「たまたま来て鉢合わせになりました」プランが総崩れ。」

「ははははー!」

「でね、
俺がレジで
「うわ、まじか!
小松、CD渡したぞ!」
と思って見てたら、
横にいたBOSSが
明らかに「ん?」ってなってんの。
BOSSも俺がバンドやってるの知ってたから。
肘で小突かれて、
「村上、あいつは知り合いか?」
って聞かれて。
だって普通の平日の昼間に
店には俺とBOSSと女優さんとマネージャーさんしかいないのに、
唯一の客とレジに
2人もバンドマンがいるとか、
偶然にしてはおかしいじゃん。
しかもCDまで持ってるし。
「名古屋のバンド人口密度どうなってんの?」
って思うだろ。」

「ははは、
小松さん、さすがですね。
で結局、
ともやさんはBOSSに何て答えたんですか?」

「「さあ?見たこともないですけど。」」

「ははははー!」

「てかともやさん、
あれがBOSSさんだったんですね。
でもあの後、
写真撮ってくれましたよね、あの人。」

「そうだよ、あれがBOSS。
「せっかくファンなんだから。」
って、
別に小松くんが
DVD買ってくれた訳じゃないのに、
ただ記念に店のポラで写真撮ってあげようって。
あの写真、
小松くんも嬉しかったのか、
半年くらい
オーバーテイクの物販に飾ってたもんね。」

「へー。いい話。」

「BOSSはそういう人だったよ。
終始、俺は知らんぷりだったけど。
女優さんにも俺は
「オーバーテイク?
知らないなあ。
ほんと名古屋ってバンド多いんですよー。」
とか聞かれてもないのに言ってたからな。
でもあのオーバーテイクのCD、
確か俺、
CDの中にコメント書いてたから、
もらった女優さんも
中開いて見た時、
「村上?明日、照らす?
さっきの店員じゃね?
なに、この偶然?
名古屋のバンド人口密度どうなってんの?
いや、ちょっと待って。
村上はこの人のこと、
「知らない。」って言ってたよね?
…怖!何これ、怖い話!?」
ってなったと思うよ。
俺もあの人にバンドやってる話してたし、
もらった名刺に
お店からお礼のメールした時、
さりげなく
明日、照らすのマイスペースのリンク付けといたから。」

「ははは、やばいっすね!その話。」

「まあ、
めちゃくちゃやってたからな、あの時。
ほんと公私混同の極みだよ。」

「そういえばともやさん、
僕『泣くな』で言いたい事あって。
全部読んだんですよ。
あれほんとに毎日更新楽しみにしてましたから。」

「読んでたんだ。
つかおい、いとう、
それを書いてる時にツイッターとかに書けよ!」

「いや、僕の楽しみなだけなんで。
1人の青年が大人になっていく過程で、
ストーリーも面白いし、
出てくるキャラクターも
原店長とかBOSSとか個性的で、
舞台もアダルトビデオショップって
めちゃくちゃいい設定だと思いましたけど…。」

「けど?
なんか怖いな。
こういう時、
君は本気でめちゃくちゃ言ってくるからな。」

「いつも毎回読んでて泣きそうになるんですよ。
「うわ、やばいな。
これ以上やられたら泣くな。」
って、
でもいつもそこで終わるんですよね。」

「そこで終わる?」

「そこでその話があっさり終わるんですよ。
例えば原店長とか
あんなけ盛り上がって、
ここで劇的な別れがあるのかと思ったら、
あっさりいなくなって。
「あれ?」みたいな。
「ああ、また結局いい話で終わったな。」
って。」

「いとうくん、それ分かる。
僕も読んでてちょっとあった。」

「はははは、悪かったな。
ただのいい話で。
でもそれはさ、
あれが作り物の話じゃなくて、
ただ事実を書いてたからじゃないのか?」

「事実?」

「ほら、
現実って結局そんなもんだろ?
いきなり人がいなくなったり、
いきなり事件が起こっても
ドラマみたいな分かりやすいエンディングはなくて、
そのまま忘れてたり、
知らない間に解決してたりして、
思いの外、
劇的にはならないじゃん。
原店長も高速の渋滞みたいなもんで、
いきなり渋滞にハマって、
「この先に事故でもあるのか?」
って思ってたら、
突然何事もなかったみたいに
渋滞が解消される感じ。
「なんだったんだよ、今の!
せめて故障車ぐらいあれよ。」って。」

「あー、そうかもしれないですね。」

「俺も書きながら、
「これが小説なんだったら、
最後に原店長をもう一回出したいな。」
って思ってたよ。
最後の方に
「村上、あの時は悪かった。」
とか
「村上、お前は成長したな。」
とかそんなこと言って、
またどっか行っちゃうみたいなさ。
そしたら俺も救われるじゃん。
原店長も結局いい人って印象で終われるし。」

「そうですね。」

「でも
実際に原店長とはあれから2度と会わなかったんだよ。
BOSSともあれで話したのは最後だし、
そんなもんだったんだよ。
だからなんじゃないか、
結局ただのいい話ってのは。
ほぼ事実だからね、『泣くな、新栄』は。」

「ほぼ?
事実じゃない部分もあるんですか?」

「事実じゃないっていうか、
あとは書けない話。
書いたら本当に誰かに迷惑が掛かりそうな話とか、
シャレで書いても多分シャレにはならない話とか、
そういうのはやっぱり書けなかった。
別にレジのお金抜いてたとか
そういう悪いことしてたわけじゃないけど、
自粛した部分はあるよ。」

「なるほど。
まあなんで結局、
読んだ感想としては、
「これは誰かと対談でも良かったんじゃないかな。」
って思いました。
多分あれは誰かが聞き手としていた方が話として、
まとまったと思います。」

「はははは!
なんだよ、それ!
感想、薄!
毎日コツコツ書いて、
結局それかよー。
まあいいよ、それで。
書いたことに意味があったからな、
『泣くな、新栄』は。
なんか一回本気で長い文章書きたかったって、
そんなけだもんな、あれ。」






知らないうちに2人が『泣くな、新栄』を『泣くな』と呼んでいて、
「…『幽☆遊☆白書』が『幽白』になったみたい!」
とふいにちょっと嬉しかった自分が
恥ずかしかった夜でした。
『泣くな、新栄』と違って、
『質問ブログ』は
割とプロレスだと思ってて、
はっきり言って
ハッタリ、
フィクションありの八百長世界なんで
あんまり何を言われても
何を言っても気にせずにいてくれら、
僕も嬉しいです。


挨拶まわりでお世話になりました皆様、
ありがとうございました。
さよならパリスは地元あってのバンドです。
引き続きよろしくお願い致します。










リリース情報





タイトル:I LOVE YOU TILL I DIE
2016年8月17日発売
1800円(+税)
HFR-007

MV「STAY/GOLD」

◼︎4:3ワイド (VHS)Ver
https://youtu.be/TMvwLQyAHQY

◼︎16:9 Ver
https://youtu.be/mFyIbypberg

全曲トレイラー
http://youtu.be/g3CT6ueavbE



さよならパリス
『I LOVE YOU TILL I DIE』レコ発TOUR

2016
9/11(日)岐阜 ants
9/24(土)名古屋パルコ タワーレコード(インストア)
9/25(日)新宿ディスクユニオン(インストア)
10/16(日)今池HUCK FINN
10/29(土)モルタルレコード2階
10/30(日)新宿ACB HALL
11/6(日)徳島CROWBER
11/13(日)十三ファンダンゴ
11/23(水祝)京都nano
2017
1/9(月祝)今池HUCK FINN(ファイナル)





さよならパリスHP
http://www.sayonaraparis.com/






写真・『泣くな、新栄』オフ会での1枚。
向かって左・いとうくん、右・小松くん。

| 泣くな、新栄 | 18:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
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