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『I LOVE YOU TILL I DIE』発売記念 質問ブログ回答編(完全版)13.TQLさま
こんにちは、村上さん
たまたまブログを覗いたら「物凄いせっかくの機会」感があったので、もうめっちゃ書かせてもらいます
僕は先に明日、照らすを知りまして、きっかけは某アプリでした
コートニーとサーモのイントロが半端なくカッコ良くてすぐにバンドのHPとツイッター見に行きました
プロフ見て出身が同じ、世代も同じってことでまず凄い親近感が(勝手に)湧きました
で、ブログあったから読んでみたんですよ
そしたら村上さんの言葉の世界観がドツボで
センスに感心するやら笑えるやらでもう一日中読んでました
同じ記事繰り返し読んだりもしました
すっかり村上さんの言葉の虜になった僕は、こないだついにmoke(s)主催の対バンへ初めて生テラス見に行きました
それまでアプリ収録曲と某動画サイトに上がってる曲しか知らなかったけど「なんだよこの人たち、いい曲めっちゃ持ってるやん」って思いました
その場でCD3枚買いました
最近車の中で超ヘビロテです
これほどのローテは十数年ぶりです
一瞬飽きても1日も経つとまた聴きたくなります
中毒ですか?どうなんですか?
あえて一番の気に入りを選ぶなら「燃える夏」です
あ、あとばんさんはお笑い芸人の誰だったかに似てるなぁと思いました

だらだら長いメッセージを申し訳ない
さよならパリス1stアルバム、リリースおめでとうございます
まだ聴いてません
今から某動画サイトに行こうと思います
ライブもきっといきます

せっかくなので最後に質問を一つ
村上さんの言葉の世界観の礎っちゅーか、基礎みたいなものがあるなら知りたいです
本でも音楽でも人でも
ではまたライブハウスで会いましょう


| TQL | 2016/08/22 11:59 AM |




TQLさま

お世話になります。村上です。

コメント遅くなり、申し訳ございません。
自分から始めたこの企画、
出だしの滑り出しから途中で更新が止まる、
「まあ村上だから仕方ないか」
と皆様がご理解頂いている姿勢、
いつも大変有り難く感じております。

先日はライブにご来場頂き、
ありがとうございました。
またCDもお買い求め頂き、
誠にありがとうございます。

世界観と仰っていただくと
かなり大げさで
身に余るお言葉な気も致します。
ただせっかくの機会なので
僕の世界観のルーツについて考えた際、
基盤にあるものは
男の子力なのかもなと思いました。
女性として意識が高い『女子力』の対義語に当たる意味を持つであろう
『男子力』ではありません。
『男の子力』です。

ちょうど昨日、
東京でダリ展を観に行ってきました。
最初に言っときますが、
ダリについてはほとんど知りません。
シュルレアリスムの代表作家というより
能年玲奈さんが好きだと言っていた
ヒゲの人くらいの印象です。
そんな僕がなぜダリ展を観に行こうかと
思ったかと言いますと
ちょっと前に
何かのテレビ番組か本で知った話で、
ダリにはガラという
知人の詩人から奪った
10歳年上の奥さんの存在があったからです。
ダリはガラのことが好きすぎて、
絵の題材としてよく描いていました。
女神的なモノを絵に描く場合、
笑ってしまうくらい
基本的にそのモデルはガラで顔もガラです。
はたから見るととてつもなく痛い夫婦に見えますが、
ガラもダリのそういうところが好きだったのか、
単純に才能を買っていたのか、
当時はまだ無名の若い画家だった
ダリを
業界に売り込んだり、
色々と作品にアドバイスをしたり、
マネージャー兼プロデューサーのような活躍をして、
ガラの存在は
ダリの本当の才能を開花させた
最大の立役者とまで言われています。
ここまで聞くと
ロマンチックな女子からは
理想の夫婦像として思われるかもしれませんが、
実際、
ガラは知人の詩人からダリに鞍替えした
元来の男好きな性分が抜けなかったのか、
晩年まで浮気癖が止まりませんでした。
自分よりも何十個と歳の離れた男の子のたちに
夜な夜な会いに行っては
浮気を繰り返し、
それを心配したダリが住む街を変えたところで、
ガラは相手を変えただけで、
また浮気を繰り返していました。
60歳くらいまで20歳くらいの男の子と
浮気してたらしいので、
ここまでくると才能としか言いようがないですよね。
それで最終的にダリが取った方法が、
ガラの絵を描くことでした。
ガラをキャンバスの中に閉じ込めることで、
ガラを自分だけの物にしようしたダリ。
ガラが浮気をすればするほど、
ダリはただアトリエに篭り、
ガラの絵を描き、
書けば書くほどその作品は世間から評価されていく。
とても不幸な話ですが、
もしかすると
ガラがダリの才能を開花させた本当の理由は、
マネージメントでもプロデュースでもなく、
この浮気癖のおかげなのかもしれませんよね。
悲しい現実ですが、
幸せよりも不幸の方が
芸術を昇華させる場合が圧倒的に多いと思っています、
ただ実際はこのエピソードよりも
ダリは奇天烈でチャーミングなオジさんのイメージが強いと思うので、
「あのヒゲや奇抜な行動と言動は
そういう女々しい自分を隠すための隠れ蓑だったのかなあ。
割と僕と似てるかもなあ。」
と思い、
親近感を覚えて、
今回のダリ展に足を運ぶに至りました。

女々しさ、
意気地のなさ、
未練たらしさ、
情けなさ、
それを隠すための強がりとプライドの高さ、
ある意味で
こういった男子中学生ノリ的な要素を余すことなく取り入れた
サブカルチャー達を
「男の子力が高い。」
と僕は勝手に呼んでいます。
これは男子力ではありません。
男子力とは
きっと経済力であり、
職場での活躍できる力であり、
家庭や仲間を守る力を持つ人たちのことを指します。
ある意味では真逆で、
世の中には全く必要ない力ですが、
僕は割とこの男の子力が高いものを好んで見たり、
聞いたりしてきたので、
そういった要素が基盤にあるんだと思います。
そんな
『男の子力』をフルボリュームにして作ったのが、
さよならパリスです。
良かったら一度ご視聴下さいね。

ちなみに
男の子力の超絶高いと思っていたダリ展は
ほとんど意味が分かりませんでした。
昔、
名の知れたジャズピアニストの作品で
「ピアノの蓋を開ける音で始まり、
そのまま長い時間永遠と無音が続き、
蓋を閉める音で終わる」
というCDがあると聞いたことがあります。
そこまでとは言いませんが、
「絵が上手すぎて卓越すると
こういうトンチキなことがしたくなるんだろうなあ。
シュルレアリスムって言えば、
何やっても許されるんだろうな。」
と思ったのが正直な感想です。
何よりも
「え、科学にまで精通してるなんて!
賢いじゃん!
ただの女々しいオジさんじゃないのか!?
僕と全然違った!」
と何度も驚きました。
ある意味では
これくらいの芸術への理解力も
僕の男の子力は高いと言えるでしょう。
しっかり鍛えあげてきた成果が
ここにも現れました。


コメントありがとうございました。


またお会いできる日を楽しみにしております。



村上




文章を書く上で1番影響を受けたのは、
おそらく
高校生の頃に読んだ
『猫を背負って町を出ろ!』大槻ケンヂ、
『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』中島らも
だと思います。
音楽ならblink 182とくるり、
人なら竹原ピストルさんと森下くるみさんです。
このあたりの話は過去に散らばってなんかで書いた気がしたので、
割愛しましたがこちらも良ければ触れてみて下さいね。
ちなみに
ばんくんの顔がお笑い芸人に似ているということで、
色々考えてみたのですが、
どうやっても中東系にしかかどりつかず、
中東系のお笑いには知識がないため、
この件のお答えは控えさせて頂きました。
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