硝子戸の中

フィクションダイアリー
<< 『I LOVE YOU TILL I DIE』発売記念 質問ブログ回答編(完全版)20.植物さま | main | 『I LOVE YOU TILL I DIE』発売記念 質問ブログ回答編(完全版)22.ぽちさま >>
『I LOVE YOU TILL I DIE』発売記念 質問ブログ回答編(完全版)21.あんずさま
村上さん、こんばんは。
さよならパリスのアルバムリリースおめでとうございます。
普段聴かない音楽ジャンルなのですが、村上さんが「明日、照らす」ではない所でどのような音楽を作っているのか気になり購入しました。
「かっとばせ!ロケットランチャー」が気に入っています。
新宿のライブは行く予定です。

明日、照らすの曲で「僕のコートニー・ラブについて」が好きです。明日、照らすを好きになったきっかけの曲でもあります。心臓を貫かれました。
質問なのですが、歌詞のなかにあるハッピーセットの事は実際にあったことなのでしょうか。

これからも頑張ってください。応援しています!


| あんず | 2016/08/30 11:59 PM |




あんずさま

お世話になります。村上です。

『I LOVE YOU TILL I DIE』、
ご購入頂きありがとうございました。
村上が他にどんなことをしているのかを
気にしてのご購入とのことで、
バンド冥利に尽きるとは
こういうことをいうんだろうなと思っております。
先日、
新宿のライブはお越し頂きましたでしょうか。
ご挨拶もできずに申し訳ございません。
また10/30にもさよならパリスで
レコ発ライブがございますので、
ご都合よろしければまたお越し下さい。

さて今回のご質問は
『僕のコートニー・ラブについて』の中にあるワンフレーズについて、
「ハッピーセットを本当に飽きるまで食べていたのか?」
とのことで、
こういうことを言ってしまうと
がっかりされてしまうかもしれませんが、
答えはNOです。
実際は飽きる前にやめました。
『僕のコートニーラブについて』
は1人の女の子ではなく、
2人の女の子のエピソードがベースになっています。
1人は気になっていた元バイト先の女の子、
もう1人は別れた彼女で、
この「ハッピーセット」のくだりは
別れた彼女とのエピソードです。
彼女とは別れた後でもたまに会っていました。
そんなある日、
2人で居酒屋で飲んでいると
「今、
マクドナルドのハッピーセットが
スポンジ・ボブになって、
全種類クリスマスツリーに飾る為に
妹と集めてる。
あと2個。
もうクリスマスまで時間がない。
というか
もうハッピーセット飽きてきたから、
見たくもない。
セットのメニューの選択肢が少な過ぎる。」
と言われたことがありました。
僕のギターの裏にはスポンジ・ボブのステッカーが貼ってあるんですが、
これはこの彼女がくれたもので、
付き合っていた時、
可愛いらしい中にも多少の毒気が好きで
よく2人でスポンジ・ボブのアニメを見ていました。
そんな話を聞きながら、
「じゃあ俺も協力するよ。」
と伝えると嬉しそうに
「いつもありがとう。」
と笑っていました。
確かあの時、
彼女はあと2つで
コンプリートのところまで来ていて、
とりあえず次の日、
僕もマクドナルドに行き、
一回なんとなく
ハッピーセットを頼んでみたのですが、
実際注文してみると
ランダムで出てくるタイプのおまけだったので、
彼女が欲しがっていたおまけとは別の
すでに持っているスポンジ・ボブが出てきました。
ハッピーセットのパンケーキを食べながら、
「なんか効率悪くないか?」
と思い、
「あっ!」
と閃いたのがYahoo!オークションでした。
実際にサイトを見てみると
山ほどこのスポンジ・ボブのおまけが出てきましたし、
価格も100円から200円くらいと激安だったので、
その場で2つ落札しました。
早速、
彼女にメールで
「2つ揃ったよ。」
と伝えると
「え!なんで?もう?ありがとう!
すごいね!」
と言われました。
「ヤフオクで山ほど出てたよ。」
と伝えると
「その手があったか!」
と言っていましたが、
ただその後くらいから
彼女とは疎遠になりだし、
それ以上、
彼女はその2つのスポンジ・ボブを
僕にねだることはありませんでした。

今振り返ると
多分そういうことじゃなかったんだと思います。
付き合っていた頃、
「31アイスクリームのくじ引きで当たる
ボールペンが欲しい。」
と言われ、
お腹を壊すまでアイスクリームを食べたり、
ナルトのキャラ名は忘れましたが、
「何かのキャラが欲しい。」
と言われ、
財布のお金を注ぎ込んで、
出るまでガチャガチャで粘ったり、
そんな遊びをよくしていて、
それが記憶にあったから、
「いつもありがとう。」
と言ったんだと思います。
多少、
年齢を重ね、
お金と知恵がつき、
過程を楽しむ余裕がなくなり、
結果だけ求めるようになった僕の姿に
「もうあの頃の人とは違うんだな。」
と多分、
彼女は昔の僕と変わってしまった姿を見て、
ちょっと幻滅してしまったような
そんな気がします。

その彼女すらいまだにこの話は知りませんが、
結局、
『僕のコートニーラブについて』
のあのフレーズは、
僕の願望でした。
「あの時、
飽きるまで一緒に食べてあげたら、
良かったのにな。
そしたら
きっと本当に喜んでくれただろうな。」
と実家に今でも袋から出さずに置いてある
2つのスポンジ・ボブを見るたびに思い出す
淡くほろ苦い僕の願望でした。


コメント、ありがとうございました。


またお会いできる日を楽しみにしております。




村上
| - | 13:40 | - | trackbacks(0) |
この記事のトラックバックURL
http://blog.asstellus.com/trackback/1632317
トラックバック
CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
モバイル
qrcode
LINKS
PROFILE