硝子戸の中

フィクションダイアリー
<< 『I LOVE YOU TILL I DIE』発売記念 質問ブログ回答編(完全版)31.ともみさま | main | 『I LOVE YOU TILL I DIE』発売記念 質問ブログ回答編(完全版)33.34さま >>
『I LOVE YOU TILL I DIE』発売記念 質問ブログ回答編(完全版)32.R.Nさま
こんばんわ

さよならパリスも、明日照らすも何回かライブを見させていただいています

いつもチケットがとれるし、入場に並ぶ事もありません
バンドマンにとっては、いい事と言えないとは思いますが、ふらっと行けてライブを見ならがお酒が飲める
そんな身近なバンドが僕には必要です
(ロックンロール、ハックフィンのようなサイズ感のライブハウスも含めて)

そんな僕が思う身近なバンド(平たく言うと売れてないバンド)の方々が音楽を続ける為には何が必要だと思いますか?

個人的な意見を教えて欲しいです


| R.N | 2016/08/31 11:41 PM |




R.Nさま

お世話になります。村上です。

本日は吹上の鑪ら場という
ライブスペースでのライブがあり、
住んでいるアパートから
かなり近かったので歩いてきました。
ここはライブハウスでもなく、
本当にライブスペースで、
多分40人くらい来たらいっぱいになるような場所です。
多分、
普段ライブに馴染みがない方だと
中に入って、
「本当にここでライブをやるのか?」
と疑問に思うかもしれません。
割と昔はよくこういうところで
ライブをすることが多かったんですが、
最近はあまり誘われることがなくなりました。
ライブハウスはライブハウスの良さがあると思いますが、
やっぱりライブスペースは
ライブスペースで
お客さんが近くて、
ステージがない分、
目線も低いので、
歌うことに気持ちが入れやすいといった
違う良さがあります。
今日は鈴木実貴子ズと杉本くん(ドキュメンツ)と対バンです。
ちなみに鑪ら場は
鈴木実貴子ズの2人が経営していて、
2周年という記念日の初日に合わせて、
わざわざ僕たちを誘ってくれました。
先ほど無事に
リハーサルが終わり、
近所の出口湯という銭湯のマッサージチェアーに座りながら、
これを書いています。
僕らみたいなバンドは
鑪ら場ではかなり音が大きいみたいで、
鈴木実貴子ズの2人が
「住民から苦情が来ないか。」
とひやひやしながら、
リハーサルを見守っていました。
多少は気にして音作りをしたのですが、
ライブ中、
苦情が来ないことを祈ります。

今いる出口湯は
創業がどれくらいか分かりませんが、
かなり老舗の銭湯で、
サウナもなければ、
備え付けのシャンプーもないような
昔ながらの大衆浴場です。
近くにアペゼやウェルビーのような
スーパーを越えた
サービスが充実している
ハイパー銭湯があるので、
なかなか経営も苦しいと思いますが、
価格帯は420円とお値打ちです。
同じくらいの値段で近くに
スオミの湯という
24時間のスーパー銭湯があったのですが、
そちらは潰れてしまい、
同じくらいの値段で気軽に入れる銭湯は
今池ではここだけになってしまいました。
この時間帯で5.6人の人がいて、
常連さんが多いのか、
スポーツ新聞を読みながら、
あーでもないこーでもないと
おしゃべりをしていて、
なかなか賑わっています。
ハイパー銭湯系は割と静かですからね。
今目の前で話している
全身に刺青をいれたおじさんと
髪の毛が一本もないお爺さんの
2人に共通点は見えませんでしたが、
きっとここにはここにしかない
コミュニティがあり、
ここで仲良くなったんでしょうね。
さっき僕もジュースを買おうと
バヤリースの缶ジュースを買う時、
番台のお母さんに
「いくらですか?」
と聞くと
「缶コーヒーはいくらだったっけ?」
と女湯を片付けていた
おそらくお母さんの娘さんに声をかけていて、
「100円だよー。」
と言われてました。
「これ、缶コーヒーか?」
と思いましたが、
ここで聞き直したところで
気まずい空気が流れる気がしたので、
黙って100円を払い、
今飲みながら書いています。
マッサージチェアーは20円です。
肩たたきの位置が選べないので
肩の下くらいをトコトコと叩き、
気持ちよくとも何ともないので、
自分から体をズラして座ることにしました。
肩は楽になりましたが、
変な姿勢で座っていたので、
今は腰が痛いです。

多分、
R.Nさんが言われるような
いつでもチケットが買えて
並ばなくてもライブが見れるような、
僕らのようなバンドや
HUCK FINNやロックンロールのような
ライブハウスが
この出口湯で、
その逆に発売日に電話しても
買えないような、
並ばないと入れないようなバンドや
クアトロやダイヤモンドホールのような
ライブハウスが
アペゼやウェルビーのような
ハイパー銭湯のような気がします。
出口湯には出口湯にしかない
良さや味わいがあり、
アペゼやウェルビーには
アペゼやウェルビーにしかない良さやサービスがある。
どちらも利用する僕からすると
どちらがいいのかは好みであって、
どちらかに優劣は付けられない気がしました。
出口湯では先程から人が帰るたびに
番台のお母さんと二言三言会話をしてから、
皆さん帰られていて、
そういうところもまた
出口湯の魅力なんだろうなと思います。

最後に個人的な話をしていいということだったので、
お話させて頂きますが、
個人的に「売れてないバンド」という言葉はあまり好きではありません。
僕らも売れたら売れたでいいに決まってるし、
売れたくないわけでもないのですが、
別にそれだけに執着してやってきてないというのが本音です。
また
僕らはそれを向けた努力もしていないので、
そう言われて当然なんですが、
僕の友達のバンドを
もしそういう目で見られているのであれば、
正直言ってかなり悔しいです。
ぶっちゃけて言いますが、
今日僕らが鑪ら場に出るメリットはありません。
R.Nさまの言葉は借りるのなら
対バンも売れてませんし、
名古屋であれば
長年やっている分、
僕らの方が知名度もあって、
お客さんがもっといる日のライブも選べます。
売れるために活動をするのであれば、
まず間違いなく断る日でしょう。
それでも出る理由は
鈴木実貴子ズと杉本くんが好きだから、
また彼女たちの記念日に
少しでも力になれるのであれば嬉しいから。
それだけです。
世の中にはそういうバンドも沢山いらっしゃいます。

R.Nさまは現時点でさよならパリスを見た事がある方なので、
きっと
インディーズに関してちゃんと知識もあり、
また愛情もある方なんだと思います。
言葉も選んだつもりですし、
内容も何度も推敲を重ねた為、
日付を跨いでしまいましたが、
なかなかキツイ物言いになってしまったので、
今後僕とは
お会いする機会はないかもしれません。
そんな僕からの最後のお願いは、
どうかこれから出会う全てのバンドに
純粋にその愛情を大切にして下さい。
売れたら
「売れる前から知ってた。」
と周囲に自慢をし、
売れなかったら、
「何であんなにいいのに売れないんだ!?」
と周囲に怒るような
いつまでもそんな純粋な愛情を持っていて下さい。
「売れた」「売れてない」だけの物差しでバンドを計り、
バンドのスタンスに合わせた
目標や夢に向かって努力を続けるバンドマンたちへ向かって、
「平たくいうと売れてないバンド」
なんていう
敬意のカケラもない言葉を使える人にならないで下さい。


そういう人が1人でも多くいること。
それがきっとR.Nさまのいう
売れてないバンドが続けられる理由です。


コメント、ありがとうございました。





村上
| - | 14:30 | - | trackbacks(0) |
この記事のトラックバックURL
http://blog.asstellus.com/trackback/1632328
トラックバック
CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
モバイル
qrcode
LINKS
PROFILE