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『I LOVE YOU TILL I DIE』発売記念 質問ブログ回答編(完全版)33.34さま
村上さんこんばんは。
この度はさよならパリスさん1stアルバム「I LOVE YOU TILL I DIE」販売おめでとうございます!
聞いていると声を大にして一緒に歌いたくなる曲が多くて外で聞くときは必死で我慢しつつ楽しませて頂いております。

「泣くな、新栄」も笑ったり少し泣きそうになったり考えたり…色々感情が揺さぶられて読ませて頂きました。
村上さんの文章大好きです。

滑り込みですが質問させて下さい。
私は数ヶ月前から明日、照らすさんやさよなら三角さんのライヴを楽しませて頂いていまして、名古屋に行く回数が増えました。
その際に、広小路通りや東山線の文字を見つけては歌詞やタイトルで見たことがある!と嬉しくなっています。
村上さんが作られた歌詞でここは実はこの場所で…や、この場所がイメージだった等、場所に関係する裏話があれば(名古屋以外でも)差支えがない所で教えて頂けると嬉しいです。

ではまたライヴに行かせて頂きます。
急に涼しくなったりまた暑くなると聞きました。
体調にお気を付けください。
失礼致します。


| 34 | 2016/08/31 11:47 PM |




34さま

お世話になります。村上です。

声出して歌いたくなるのを必死で我慢している。
素敵な表現、ありがとうございます。
イヤフォンという
日常に音楽を持ち運べる最強のアイテムが生まれ、
僕も自分の世界に入りすぎて、
知らない間に歌ってることがあり、
周囲からたまに白い目で見られています。
歌うのも好きなんですが、
実は元々はドラムをやっていたので、
どちらかというとエアドラムが多いです。
そのままドラムを叩く真似をする時もあれば、
太ももをスネアドラム、
ショルダーカバンをハイハットに見立てて、
歩きながら叩いています。
サビ頭や決めのタイミングで、
カバンの角や手提げの部分を
叩いたりして、
変な動きをしているので、
職質される日も近いでしょう。

割と歩くのが好きで、
歌詞は歩きながら頭の中で作っていることが多いです。
「この歌詞のここはどんな場所で生まれたのか?」
内容と誕生の場所が関係があればいいんですが、
今振り返ってみると
割と関係がない場所が多い気がします。
例えば
『ダウンタウンヒーローアンドヒロイン』
の3番の歌詞をどうしようか、
ぼんやり考えていた時、
アルバイト先へ行く途中、
何となく伏見駅と
ミリオン座の間を自転車で通る際に
「美味しいランチを食べると電話する」
というフレーズがぱっと頭に浮かんできました。
この辺はオフィス街なのでランチ時はかなり賑わいます。
この曲は僕の両親への歌詞なんですが
頭の中で笑いながら、
「いやいや、こんなのは歌詞じゃないよ。」
と最初は思いました。
そんな中、
「今度は一緒に行こうねとか言ってみる。」
と次に浮かんできて、
その先の会話をなんとなく考えてみました。

「「生きてる間にあと何回行ける?」

って言われたら…

「なんて
生きてる間にあと何回聞ける?」」

自分で言うのも恥ずかしい話ですが、
この時、
僕は自転車を漕ぎながら泣いていました。
自分の両親がリアルにいつか死ぬこと、
そんな情景が浮かんできて、
急に悲しくなったのを覚えています。

『泡の日々』の最後の歌詞、
これも悩みました。
「結局、
僕はこんな大風呂敷を広げて何が言いたいんだろう?
ここまで書くなら、
ちゃんと最後は自分の1番言いたい気持ちを書かないといけない。」
この曲は上原美優さんの亡くなった日のことについて歌った曲なんですが、
歌詞を書くために彼女の本を読んでみたりして、
彼女の言葉も借りているところがあったので、
絶対に中途半端なことはしたくないという気持ちが強く、
何度も書いては消して、
書いては消してを繰り返していました。
そんなことをぼんやりと考えながら、
名古屋駅の地下街を歩いていると
ちょうどユニモールへ向かう
ミッドランドスクエアの手前くらいで、
「飲めや歌え、騒げや踊れ。」
とふと浮かんできました。
ちょっとした人混みもちょうど良かったのかもしれません。

「「同じ時代に生まれた僕ら同士さ


笑いあって 分かち合って

いくつもの夜を越えよう。」」

トイレに緊急避難し、
また1人号泣です。
「これがあのニュースを見た時に感じたことの全てだ。
これ以上でも以下でもない。」
すぐに携帯を取り出し、
抜けていた最後の行を書き足しました。
しかし
本当に書いてて恥ずかしくなってきました。
「自分で書いてて、
何を自分で感動してんだよ。
気持ち悪!」
と思われても仕方ないのですが、
「歌詞を書こう!」
と決めずふとした瞬間に浮かぶ歌詞は
自分で書いている気がしないので、
本当に誰からもらったような感覚です。
だからこそ泣けてくるんだと思います。
その歌詞の世界にいる間に
僕の場合は多分歌詞にはなりません。
ちょっとした客観的な目線がないと
言葉として人が聞いた時に
意味をなさないからです。
なのできっとこういう関係がない時の方が
自然な歌詞が書けるんでしょうね。

そんな感じでこれからも
道端でエアドラムを叩きながら、
号泣する村上を見かけることがあると思いますが、
警察に届け出ることなく、
そっとしておいて頂けると幸いです。


コメント、ありがとうございました。


またお会いできる日を楽しみにしております。




村上
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