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『I LOVE YOU TILL I DIE』発売記念 質問ブログ回答編(完全版)35.ゲンタくん
村上さんこんばんは。

ゲンタです。バンドをしてるゲンタです。

前にもお話しさせていただきましたが、質問ブログ、僕は高校生3年生の時に一度コメントをして以来、またこのような機会が設けられた事もあって書かせていただきます。

何度も書こう書こうと思っていましたが、結局、制限時間ギリギリになってしまいました。ええい、こうなれば書いてしまえ、という勢いに任せてコメントをします。

僕はバンドをしているので歌詞を書く事があります。

人それぞれ色々なスタイル、背景があって、それぞれな歌詞の書き方があると思いますが、

村上さんは歌詞を書く上で気をつける事、考えている事はありますか?

僕は性格上、「こんな歌詞誰でも言える」「星とか地球儀とかなるべく言わない」と、なるべくフックのある歌詞を書きたく、小説を読んだり映画を観たりするのですが、あまり結果に結びついているように思えず、「ああ人生経験がモノを言うな」とゲンナリする日々です。

こんな僕に先輩から一つアドバイスをいただけたら、幸いです。

返信、楽しみにしております。


| ゲンタ | 2016/08/31 11:57 PM |




ゲンタくん

お疲れっす。村上っす。

君はあれだろ、LUCCIの奴だろ?
そして多分だけど、
質問ブログに君が書くの4回目くらいだぞ!
ほら、覚えてる限り、
これと
http://blog.asstellus.com/?eid=1631838
これ!
http://blog.asstellus.com/?eid=1605729
あと多分、
もう一回くらい書いた記憶が薄っすらある。
こっちは真剣に書いてるから割と覚えてんだよ!!
しかもなんだよ、
「歌詞を書く上で気をつけてること」って。
先輩に大喜利かましてんじゃんかよ!
先輩潰しだよ、先輩。
手のうち明かしたくねーよ!
まあ、でも仕方ない。
NGなしって言ってんのは俺だから、
答えるけどな、
飲み屋で話してるみたいな気分で読んで。
俺も普段飲まないけど、
冷蔵庫に入ってた酒飲みながら書くよ。
だからあんまり真剣に受けとらないで。
ははは、
どうせ真剣に受け取るどころか、
また忘れるんだろうけどな!

昔、
日記に書いたことがあると思うから、
もしかしたら読んでるかも知れないけど、
何年か前に
同年代くらいのバンドが一堂に会するイベントがあってさ、
ほら、
多分、
今の君もあるだろ、
同い年くらいのこれから売れそうなバンドが
山ほど出るような日。
俺らも昔はよくあったんだよ、そういうの。
ある日そういうイベントに出た日、
何組出たか忘れたけど、
1日中対バンをずっと観てたことがあって、
「俺、
この人たちと一緒にやって、
この人たちに勝てる部分ってあるのか?」
って考えてたことがあった。
だって同じお金と時間を使うなら
少しでもいい方が観たいじゃん。
何の特徴もないバンド、
わざわざ観たいって思わないだろ?
だからそう思って観てたんだよ。
それで
1日中観て、
1つだけ思ったことがあって。
みんな曲もいいし、
歌も上手いし、
演奏も上手い。
一方俺たちは
曲もいいのか分からないし、
歌も下手というかムラがあるし、
演奏なんて地元の高校の方が上手い時がある。
だけど
「考え方なら、
歌詞なら勝負できるかも知れない。」
って思った。
酔ってる先輩のたわごとだと思って聞いてほしいんだけど、
例えば『赤い』っていうのを人に伝える場合、
赤、レッド、真っ赤、紅、真紅と色々あると思うんだけど、
あの日見てて、
「みんな、赤、言って朱色だな。」
って生意気にも思ってたんだよ。
だって
別に歌詞にルールなんかないんだから、
『血の色』って言ってもいいし、
『日の丸の旗の真ん中をくり抜いて』でもいいし、
『信号機なら青の逆』でもいいんだから。
まあここで
奇をてらって『白』とかいうと
俺みたいなバンドだと行き過ぎなんだけどね。
多分、
その塩梅がきっと個性であり、
センスなんだと思う。
だからあの時、
「物事を伝える手段なら
俺の方が幅を持って言えるかも知れない。
そこなら勝ち目があるかも知れない。」
って思った。
それからだよね、
「俺は文章だけ突き詰めたら、
他はもうどうでもいい。」
って思い出したのは。
それから
「とにかく表現を知ろう。」
と思って、
自分の身になりそうな本を山ほど読んだし、
今まで年間100本くらいは映画も観て、
一般の人の二、三生分くらいは観てきたつもり。
別に俺ってそんなに本とか映画とか、
心底好きな人間じゃないと思うよ。
だって知識として観てるからさ。
「なんかいい事言わないかな。」
っていつも探してるから。
めちゃくちゃ勿体無いし、
浅はかな行為だという自覚もある。
本当に立派なのは別にバンドも何もやってないのに
図書館に通ったり、
映画館に通ったり、
純粋に人生の糧として
そういうものを楽しんでる人だと思うな。
俺、多分バンド辞めたら、
本も映画も今ほどは観ないと思うもんね。
自分の中に入れても発表する場がないなら、
意味ないくらいに思ってるところはあるよ。
ただ読むのも観るのも
極力は
「多分、同年代では知らないだろうな。」
って思うようなやつを選んできた。
もちろんそればっかりじゃないし、
元々そういうのが好きだったのもあるけど、
結局、
みんなが読んでたり観てるものを入れたって、
出てくるもんは一緒になるだろ?
それじゃ意味ないから。
だから
とにかく同年代が知らないもの山ほど知ってるよ、俺。
その自信はあるよ。
俺と同い年のギターロック系のバンドマンで、
『死霊の盆踊り』観たことある奴、
アーヴィン・ウェルシュの『スマートカント』読んだことある奴、
どれくらいいるんだろうって思うもん。
どっちも知らなくていいような
全くどうしようもない作品だけどね。
だからなんなんだって話だけど。
ただ逆にみんなが知ってることは
ほとんど知らなかったりする。
伊坂幸太郎も読んだことないし、
岩井俊二も観たことない。
だってみんな知ってる言葉が出てくるなら
別に必要ないから。
ほら、
めちゃくちゃどうしようもない考え方だろ?
こんな奴、見習わない方がいいよ。

俺が思うにみんなが言ってても、
星とか地球儀とかの歌詞を書いても
別にいいと思う。
前に話した時に
「お笑いが好きだ。」
って言ってたからお笑いで例えるけど、
俺の好きな番組に
『笑けずり』ってBSの番組があって、
その中で
若手芸人にベテラン芸人が
「お笑いとは」
みたいなのを教えるんだけど、
シーズン1で
バイきんぐが講師に来た時、
「設定なんてベタでいい。
そのかわりに
そこからどれだけ
人と違う切り口ができるかが大事だ。」
って言ってた。
俺もベテランじゃないけどそう思うよ。
その逆に
笑い飯が講師で来た時は
「設定がどれだけ人と違うかが大事だ。」
って言ってた。
それも全く正しいと思う。
キングオブコント2012のバイきんぐ『カミングアウト』、
M-1グランプリ2009の笑い飯『鳥人』がいい例だと思うけど、
2組とも違う考え方だけど、
お笑い史に名を残す名作を作った訳で、
結局、
人と同じだろうが、
人と違うだろうが、
生かすも殺すも本人次第だと思うんだよな。
それがセンスであり、
個性なんじゃないか?

そういえば君も書いてたけど、
人が言ってくれるなら
わざわざ君が言う必要も
バンドでやる必要もないよね。
すごい分かる。
でも
俺は
「人と違うことを書こう。」
と思ったことは本当に一度もないよ。
どっちかというと
「多分、
俺しか言わないようなことを言いたいな。」
って思ってる。
結果的には同じことなんだけど、
ここに結構差はある気がするよ。
人と違うことを書こうとするのって、
ただの作詞行為であって自己表現じゃないから。
意味分かる?
作詞行為っていうのはただ作業であって、
「自分自身の言葉で書く」
って表現とはかけ離れたことだと思うんだ。
大体さ、
そんなはのちのちきっと聴いてる人にバレるよ。
リスナーはバカじゃない。
「赤を白って、
奇をてらってるだけだな。」って。

ちょっと取り止めがなくなってきたし、
恥ずかしくなってきたからここら辺でやめるよ。
もっと成功した奴に聞いてくれ、
こう言うのは。
「お前ごときが何をタラタラ言ってんだ!?」
で終わりだよ、こんなの。

とりあえずアドバイスはしたんだから、
頑張ってくれとしか言いようがない。
俺ももうちょっと頑張るよ。
続きがあるなら、
新栄の銭湯で聞くわ。
名前なんだっけ?
俺が新栄に住んでた時よく行ってた
60年代に取り残されたみたいな
顔と髪型した女将さんが番台やってる銭湯。
「君は新栄に住んでるのにあそこに行ってないなんて!
LUCCIとは君があそこに行ってからじゃなきゃ、
対バンしない!」
って俺この前言ったけど、
コメント書いて貰ったことさえ忘れるくらいだから、
どうせ行ってないだろ?
それなのに12月に2マンとはな。
自分で言った約束果たす前に
対バンはできないから、
その前には一回は行くぞ。


コメントありがとう。

またね。



村上
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