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『I LOVE YOU TILL I DIE』発売記念 質問ブログ回答編(完全版)37.y。さま

ずーっと友哉さんが大好きです!!!
発する言葉が大好き。
黒のイメージがない、真っ白な所が大好きです。
歌詞も、ブログも、Twitterも全部です。
なんか……みんなのコメントに比べたら全然、アルバムの感想とか熱意とか上手に表現できてなくてごめんね……(*´∀人)

質問は、『ステージからはライトが眩しいから、客席の人の顔とかははっきり見えない』という都市伝説の真相を教えてください……ฅ•ω•ฅ
いつも、応援してます。
なかなかLIVE行けてませんが……
友哉さんは、めちゃくちゃ常に気になる存在です。
また、ついつい……今回もコメントしちゃったよー(*´˘`*)♥
※……こちらの文面から心理的に怖い思いさせていたら、スミマセン……もうすぐ夏も終わっちゃうから夏の想い出ー的な感じで許してね!!!※


| y。 | 2016/08/31 11:59 PM |




y。さま

お世話になります。村上です。

y。さまのコメントから始まったこの質問ブログ。
最初は
僕の道楽的な要素が強かったんですが、
今ではリリース記念の恒例行事になり、
最後の方にy。さまにコメントを頂き、
ここでまとめに入るという
いつも大役を担って頂き、
ありがとうございます。
書き疲れてきて調べるのが面倒なので
何となくで話しますが、
始めてから多分5.6年の月日が流れ、
回数も多分5.6回を重ね、
始めるたびに
「まだ参加してくれる人はいるのか?」
と思い、
書き出すたびに
「本当に全員に返せるのか?」
と僕自身も思いながらの中、
皆様の寛大な辛抱強さとご尽力もあり、
今回もなんとか最後まで辿り着きそうです。


しかし今回は総括すると
『書くこと』についてのご質問が多かったように思います。
先々月の初めに
『泣くな、新栄』
を書いたこともあったのか、
皆様からの僕の立ち位置が
ブロガーから
作家見習いくらいになったのかもしれません。
おそらく
僕は今、
名古屋インディーズバンド界の
ラジオハガキ職人みたいなポジションなんでしょう。
「プロというほどの書くチカラも責任もないけど、
書くことに対して意識はある人なんだろうな。」
みたいな存在。
自分でもそんな気がします。
元々、
書くことは好きでしたので、
そういう印象を持って頂けるのは
ありがたくもある一方で、
バンドマンとしては
「果たしてこれで良かったのか?
こんな読書モデルみたいな生き方でいいのか?」
と複雑な気持ちです。
とりあえず
今回はそんな皆様からのお気持ちを反映し、
作家及び作詞家キャラを作って
とにかく答えてきましたが、
本当に自分の中で毎回、
「お前ごときが何を偉そうに。」
との戦いでした。
正直、
頭から順に読み返すと
当初の紆余曲折する文章から
まじめな内容へと
徐々にシフトチェンジしていっています。
それくらい皆様からのコメントが
真摯に僕に対して話し掛けてきていて、
途中から
「むげに裏切りたくない」
という気持ちの方が強くなっていきました。

さて
ご質問頂きました
『ステージから客席の顔が見えるのか?』
という件ですが、
僕の場合はよく見えますし、
馴染みの方から初めましての方まで、
ステージに立ち、
一曲目でフロアを見回し、
大体のお客さんの位置と表情を把握してから、
どんなライブにしようか、
どんな話をしようかと
いつもライブの構成を考える上での参考にさせて頂いてます。
身内が多ければ多いほど、
分かる人も多いのでメンバーの話でも
笑って頂けると思うんですが、
全く知らない人ばかりの場合は
やはり話す内容は選びます。
さっき何となく
「フロアが見えるのは僕だけなのかな?」
とも思いましたが、
先日、
竹原ピストルさんのライブを観に行った際にも
何度か歌中に目があったり、
たまに歌中に指を指されたりして、
勘違いだと恥ずかしいですが、
多分、
彼にも僕がいる位置が分かってたんじゃないかな
と思っています。

この日、
ライブ終演後、
「トミー、ちょっと時間あるか?」
と竹原ピストルさんに言われました。
この時、
彼に会うのが1年ぶりくらいで、
ライブ前に挨拶に行くと
「トミー、会いたかったぞ!」
「ピストルさん、
僕もまじで会いたかったですよ!」
と楽屋で握手を交わしたほど
久々の再会でした。
彼自身、
頻繁に名古屋には来ていたので、
会おうと思えばいくらでも会えたのですが、
「さよならパリスのCDが出来あがるまでは会えない。」
と勝手に思っていたので、
ずっと会っていませんでした。
ピストルさんに会う
イコール
僕の中では
ピストルさんに
今の自分の何かが報告できないといけません。
彼は会うと必ず僕に
「最近、どうだ?」
と聞いてきます。
その問いに苦しむような時は、
絶対に会ってはいけないと心に決めています。

彼の物販を持ちながら、
2人で駐車場まで歩いている間、
出来あがったばかりのさよならパリスのCDを渡すと
「おお、トミー、ちゃんとやってんな。」
と嬉しそうに笑ってくれました。
そんな道すがら、
いきなり彼から
「トミー、お前どうしてくつもりなんだ?」
と聞かれました。
たまに彼は僕に
こういう話をしてくる時があったんですが、
正直いつも僕は避けるように
話題が本題に入らないようにしていて、
今回も
「えー、ははは、
なんすかね?どうしたいんすかね?」
といつも通り、
のらりくらりかわそうと答えましたが
この日は違いました。

「トミーがよ、
売れるとか売れないとか、
そういう気持ちでやってないのは分かってるけど、
本当はどうしたいんだよ?
本当にこのままでいいのか?」

歩きながら、
彼が僕の方を向き、
その目は真剣そのものだったので、
もう言い逃れはできません。
そのまま
2人で駐車場のアスファルトに座り、
街灯もまばらにしかない
真っ暗な場所で、
僕は自分の言葉で
今の自分を話しました。
あの場所が明るくなくて逆に良かった。
多分、
彼を見て話せなかったと思うから。
何かを言うたびに
「こんなこと、
ピストルさんに言いたくないんですけど。」
「ピストルさんにこんなこと言っても
絶対に理解されないと思いますけど。」
と何度も何度も予防線を張って、
言い訳ばかりしている自分。
情けなくてどうしようもなかったです。
そんな話をしていく中で、
「本当にトミーにやる気があって、
どうにかしたいって思ってんなら、
一回、
うちの事務所の奴に聞いてやろうか?
どうなるかは分からないけど、
話くらいならできるはずだぞ。」
と言われました。
会話の流れで勢いで言っているのか、
断ることが分かっていて
お世話で言っていたのか、
正直彼の本心は分かりませんでしたが、
本当に嬉しくてたまらなくて、
「お願いします」と言いたい、
言えたらどんなに楽だろうと思いましたが、
丁寧にその場で断りました。
何の迷いもなかったかというと
嘘になります。
それでもなぜ断ったのか。
ピストルさんにそこまでして頂かなくても
僕が本当にすごかったら、
もうその方達と出会っている気がしましたし、
これからも出会う機会があると思います。
何よりも
少しでもピストルさんの邪魔になるようなことだけは、
一ファンとして絶対にしたくありません。
今の僕がここにいるのは、
今の僕がここだからです。
そう思って今までやってきました。
ちなみに
この時のことはピストルさんの日記にも書いてあり、
僕を思って自分の意見を優しく書いてくれた気持ちには、
本当に頭が下がります。
http://blog.goo.ne.jp/pistol_1976/e/cd742ba04c64ae1489be378523aeb0ec

ピストルさんと会って話した後、
いたたまれなくなって、
りょうじ(弟兼スタッフ)に電話しました。
「いきなりどうしたの?」
と話すりょうじに、
いきなり何の脈絡もなく、
さっきピストルさんに会って、
こんなことを言われて、
こんなことを言った、
こんなことを提案されて、
こう答えたみたいなことを話しました。
堰を切ったように話す
僕のとりとめのない話を
「多分、
兄貴はいっぱいいっぱいなんだろうな。」
と彼はただ黙って聞いてくれました。
ある程度、
話し終えたところで、
「分かった、俺決めた!」
と僕が言うと
「え!何を?」
を驚きながら彼は聞き返してきました。
「ついに腹を括ったのか?
本気で音楽で生きていくのか?」
と思ったのかもしれません。

「俺、小説書くわ。」

電話越しにりょうじは大笑いしていました。

「あははは、なんでそうなるんだよ!
一回もそんな話してなかったじゃんかよ。」

「こういう中途半端なバンドマンが
中途半端に生きながら、
何を考えてたのか、
何をしようとしていたのか、
俺はちゃんと世の中に伝えなきゃいけないと思ったから。
絶対、他にもいっぱいいるもん。
誰にも分かってもらえなくてもいいけど、
誰かに理解はしてほしいんだよ。」

「ははは、意味分かんないよ。」

「そうか?」

「そうだよ。
ピストルさんも
「俺、
ピストルさんに言われて分かりました。
小説書きます。」
って言われたら、
「は?なんでそうなった?
一回もそんな話してなくない?
俺の話、聞いてた?」
ってなるよ。」

「なるかな?」

「ははは、なるに決まってんじゃん!」

「そうかー。」

「ははは。ただ多分だけどさ、」

「ただ?」

「兄貴のそういうところが良いんだと思うよ。」

それから二言三言話し、
「付き合ってくれてありがとう。」
と彼にお礼を言ってから電話を切りました。

あれから何ヶ月か経ちますが、
志半ばで
「なんか馬鹿らしくなってきたな。
辞めちゃおっかな、いっそ。」
と何かを諦めそうになる度、
あの夜ピストルさんに自分が話した言葉と
りょうじの言葉を思い出し、
自分を奮い立たせています。

また自分の話が過ぎ、
申し訳ございません。
y。さまのコメントだと思うと
ついつい気を許し過ぎて、
余計な話までしてしまいました。
この話は読んだ方の中に
ひっそりとしまっておいて下さい。
間違っても本人にお会いする機会があった場合、
この話はしないで下さいね。


これからも迷いながら、
道を踏み外しながら、
今はまだ自分がどうなりたいのか分かりませんが、
自分がどうなりたいのか分かるまで、
とにかくこんな生き方を続けてみようと思います。
本当にすごいやつは
ハガキ職人からでも構成作家へ、
読者モデルからだってモデルになれる。
そう信じています。
そこに答えがあるのか
分かりませんが、
きっとそこには
また違う新しい僕がいる気がして、
今でもまだそう思えることが
これから先も生きていく楽しみです。

長い道のりになるかも知れませんが、
どこかでまたお会いできたら幸いです。


コメント、ありがとうございました。


またお会いできる日を楽しみにしています。




村上

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