硝子戸の中

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柄にもなくワインのセレクトにプレイリストなんて作るようなシャレオツなことしてる理由






明日、照らすが初めてラジオで流れた時、
僕は23歳だった。
初めての作った自主シングル『MiD/燃える夏』が先輩の手から、
地元のFM局のディレクターの方の手に渡り、
ある日突然、
そのディレクターの方から直で電話が掛かってきた。
「聴いたらすごく良かったから、
ラジオで使わせてほしいです。」
断る理由もなく二つ返事でオッケー。
初めてラジオから自分の声が聞こえてきたあの夜、
今自分が作った音楽が電波に乗り、
ライブハウス以外の知らない誰が聴いてると思うと
何もなし得てないのに
何かしたような
少し強くなったような気持ちになって、
つい顔がその場でにやけてしまうくらい
住んでいるアパートの隣の部屋に押しかけて、
「今僕の曲が流れてるんですよ。」
と言いたくなるくらい嬉しかった。
その連絡をくれたディレクターの方が多田さん。
それからアルバムが出るたびに
多田さんがゲストで呼んでくれて、
アルバムが出るとラジオ局に行く
というのが僕らのルーティンになった。

時を経て今年、
明日、照らすが久々にアルバムをリリースすることになり、
久々に多田さんから連絡が来た。
最初はいつものように
新譜のリリース関係でのラジオ出演のことかなと思ったけど、
よくよくメールを見てみると
今はラジオ局を辞めて、
東京に住んでいて新しく起業もしたらしい。
明日、照らすが
サブスクで解禁されたことがほんとに嬉しいこと、
新しいアルバムもほんとに楽しみにしてること、
東京に上京するにあたり、
沢山のCDは泣く泣く実家に置いてきたけど、
厳選した数枚の中に
明日、照らすの3枚は
ちゃんと東京まで持ってきたこと、
でもこれからはサブスクで
明日、照らすを持ち歩けるから
それも楽しみだということ、
そんな嬉しい話と近況報告のメールだった。
最初は本当に目を疑った。
ラジオ局を辞めていたことも
東京で起業したことも驚いたけど、
それ以上に
言葉が悪いかもしれないが、
ラジオ局で勤めていたら、
仕事として膨大な量の音楽を聴いていて、
僕らに興味を持ったのは仕事の中であって、
それ以上にはないと思っていたから、
厳選した数枚の中に自分のアルバムが入っていることが信じられなかった。
でもわざわざ嘘をついてまで
そんな連絡をしてくるような人じゃない。
ありがたいです。
ほんとに嬉しいです。
返事にはそんな言葉しか出てこなかった。

その多田さんが運営しているサイトがWINEBOXです。
お酒と音楽が好きで、
悪酔しない無添加の美味しいお酒と
いい音楽を楽しんでもらえるようなサービスを考えて、
ここに行き着いたみたいで、
最初は正直話だけ聞いた時、
内容が前衛的過ぎて、
理解が出来てなかったけど、
貰った企画書を読んで、
面白そうだなと思ったからやらせてもらいました。

もちろん安い買い物じゃないし、
気軽に「買ってね」とは言えないけど、
ちょっとした友人へのお祝い、
奥さんへのプレゼントに音楽付きのワインとか
よくないっすか?
いやいや、お前、普段パンクとハードコアしか聴かないだろって?
そのプレイリストはちゃんとワインに合うのかよって?
ゴリゴリのパンク、ハードコアは外して、
ちゃんとそういう仕様に仕上げましたから、
ご安心ください。

ただこちら都合で申し訳ないですけど、
そんな多田さんとの出会いの思い出に
最後に『MiD』だけ入れさせて貰いました。



https://winebox.fun




写真・プレイリスト『明日になれば』のジャケ写。
両親の新婚旅行の一枚を勝手に拝借。
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